遺品整理というのはそう何度も経験されることはありませんから、知らないことも多く不安になること多々あるのではないでしょうか。
その中でも、遺品整理にはどのぐらいの時間が必要なのかということも気になる点だと思います。
今回は、遺品整理に必要な時間の目安をご紹介いたします。
◎遺品整理にかかる時間の目安
ここでは業者に依頼した時の時間の目安を、プロアシストの実績を元にお話いたします。
遺品整理そのものにつきましては大体1日以内に終わるように作業員を配備させていただいております。
荷物の量や質、立地などの条件によっても極端に変わる場合がありますが、一般的なお宅の場合は簡易清掃も含めて4~6時間で完了するのが平均的な時間です。
作業が長引く、もしくは1日で作業が終わらないのは以下のようなケースです。
・単純に家財がとても多い場合
・家財がとても細かく搬出までに時間のかかる場合
(貴重品捜索や分別作業にかなりの時間が掛かる場合)
・エレベーターの使用が思うようにできない場合
・トラックを遠くに停めざるを得ない場合
・部屋の汚れが酷い場合
また、特殊清掃が必要で消臭に時間がかかる場合などは追加で数日がかかることもあります。
◎ご自身で遺品整理をする際に作業を捗らせるコツ
ご自身あるいはご家族で集まって遺品整理を行おうと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
その時にも作業を捗らせるコツがいくつかございますので、ご紹介いたします。
●遺品整理をする前に
実際の作業に取りかかる前にしておきたいのは、遺品整理の準備です。
遺品の中には長い間放置してあったものや掃除が行き届いていないものもあるかもしれません。
汚れても良い服装でマスクと軍手の装着は必要条件と言えます。
また、整理する中で残すものと手放すものに分けていくことになりますが、それらをまとめるひもや箱、破れにくいビニール袋を用意しておくことで、作業に集中することができます。
●作業を行う場所は集中的に、まとまった時間をとる
遺品整理は、気の向くまま行っていてはなかなか進みません。
特に亡くなった方が大切にされていたものを見つけると、ついつい思い出にふけってしまうこともあります。
どの部屋のどの部分を整理するのか、どの時間にするのかを決めて行うことで、集中して作業を行うことにつながります。
●残すのか、手放すのかを決める基準とは?
遺品整理で出てきたものをどうするのかという選択には時間がかかることもあります。
残すのかそれとも手放すのかを決める判断軸は「使えるかどうか」ではなく「必要なものか」ということです。
ご自身にとって今必要なものではないのであれば基本的には手放すという方針で臨むようにしましょう。
ただ、特に大切な家族が遺した思い出のものであれば、どうしても残したいということもあるかもしれません。
その場合には数を限定するなどすると決心がつきやすいです。
大切なのはご自身の今後の人生ですので、思い切って手放して次の段階へと進んでいただきたいと思います。
●迷う時間が一番のロス
熟練の遺品整理士が手際よくスピーディーに作業を進められる理由として一番大きなものが「迷わないから」と言う事です。
プロの遺品整理士は、貴重品かどうかを瞬時に見極め「貴重品ボックス」へ。それ以外のものを5~8種類に迷わず分別梱包していきます。
古い写真やアルバムが出てきても、思い出の品物が出てきても、手を止めない工夫をするのが最大のコツです。
「これは必要か?不要か?」一つひとつ迷っていては、膨大な遺品はなかなか整理できません。
前項のように、必要ない物を思い切って仕分ける事もそうですが、どうしても迷う物が出てくるのも事実です。
そんな時には「迷ったボックス」を作ってください。
迷ったらとりあえず「迷ったボックス」へ!そして最後に迷った物を再度選別すると良いでしょう。
もちろん、迷ったボックスがすぐに一杯にならないよう、思い切った処分も大切です。
◎最後に
今回は、遺品整理にかかる作業の時間とご自身で行う際に時間を短縮する方法についてご紹介いたしました。
ご自身で行うことはまとまった時間のほかにも体力が必要ですし、お気持ち的にも辛い状況かも知れませんから、もしそうなら気持ちの面での負担も大きいでしょう。
また家族がそろって作業したい場合でも、身内がそれぞれ遠方に暮らしているなどで、なかなか集まることが難しいということもあるでしょう。
そんな時には遺品整理業者に相談されることをお勧めいたします。
プロアシストにおきましても遺品整理を行っております。
名前のごとく、アシスト(お手伝い・助け)をするためのプロ集団です。
ご質問やご相談がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。