遺品を整理しようとしても一人では時間も労力もかかって大変ですので、業者に依頼することを検討されている方もいらっしゃると思います。
遺品整理というのはそう何度も経験されることはありませんから、知らないことも多く不安になることも多々あるのではないでしょうか。
その中でも特に気になるのが、どのぐらいの費用がかかるかということですよね。
今回は、遺品整理にかかる費用の相場についてご紹介いたします。

◎遺品整理の費用の相場

遺品整理の費用は、様々な条件によって変わってきます。

作業費や不用品の回収費用および廃棄物の処分費用を合わせた遺品整理の費用のおおよその相場は、一部屋のみでしたら30000円～90000円・1LDKでしたら60000円～200000円・3LDKでしたら160000円～500000円となっています。
特殊清掃などの掃除が必要な場合にはさらに費用が高くなることもあります。
さて、これをご覧になられて「随分と幅があるなあ…」このように思われた方もいらっしゃるかもしれません。
これほどまで料金が異なるのにはどのような要因があるのでしょうか？

◎遺品整理費用の相場に幅がある要因

遺品整理の費用というのは状況によって大きく変わってきます。
価格を大きく変化させる要因としてどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

●遺品の量
最も影響するのが遺品の量です。多いほど作業にも時間がかかって人件費が高くつきますし、廃棄の量も自ずと増え、廃棄料もかさみます。
もっと噛み砕いた表現をすれば、「何台のトラックが必要なの？」と言うこと。
同じ間取りのお宅があっても、家具や家財の量は絶対的に違います。
トラックの台数が多くなればなるほど、時間も人手もと、様々な費用がかさむ事はご想像いただけるのではないでしょうか。

●遺品の種類
大きな家具を搬出してトラックに載せるのは大変そう・・・
多くの方がそう考えられると思いますが、実はちょっと違います。
確かに大きな家具や家財は重く持ちづらいため、重労働となります。1人で持てる物も少ないでしょう。
しかし、いざ2人がかりで積んでしまえば物が大きいため、比較的早くトラックが一杯になってしまいます。
対して細かい家財はどうなのか？
様々な細かい家財がある場合、そこから貴重品を探し出し、リサイクルの可能・不可能を判別すると同時に、種類別に分別して梱包します。
そしてそのダンボールや袋を何度も何度も運び出し、トラックに積み込みます。
果たしてトラック1台をいっぱいにするのは、大型家財と小物家財、どちらが早いでしょうか。
答えは明白。小物がたくさんあると、非常に手間がかかる作業となるのです。
それ故に、同じトラック1台分のお品物でも、内容によって費用がかわります。
また、遺品の種類によっては無料で引き取ってもらえたり、買い取ってもらえたりするものもあります。

●住宅の周りの環境
意外と影響されやすいのがこの条件です。
周辺に住宅が密集している場合やマンションの高層階での作業です。作業の効率が鈍くなることは致し方のないことです。
例えば同じマンションの１階と10階ではどうでしょうか。
10階となると、ほぼ必ずと言っていいほどエレベーターを使用しなくてはなりません。
どちらの効率が良いか？要するに、どちらが人手が少なくて済むのか。容易に想像できるでしょう。
また、十分な駐車スペースが確保できないのであれば、車両を止めておく駐車場の代金もかかりますし、その駐車場までどれぐらいの距離を運搬するのかによっても価格は変わってきます。

●いつ遺品整理を依頼するのか
遺品整理業界においても需要の多い時期と少ない時期があります。
繁忙期、いわゆる注文が多く入る時期についてはそれに対応するためにより多くの車両や人員を確保する必要があり、費用の相場が高くなる傾向があります。

◎最後に

今回は、遺品整理における費用の相場と、費用に幅がある要因についてご紹介いたしました。

実際のところ、正確な費用というのは見積もりで現地に伺うまで分かりません。
「だいたいどれぐらい？」と気になって電話質問される方の気持ちはお察しいたしますが、上記のように現地の状況は千差万別ですので、簡単にお答えできないのです。
それ故に、弊社ではどのような場所にも必ず「無料で見積もり」に伺います。
そうする事で、安心して作業を依頼していただけるのです。

費用が気になる方は、一度無料見積を依頼されてみてはいかがでしょうか。
掛かる費用を把握された上で、身内で相談・検討する土台にするのも良いかと思います。