「遺品整理っていつ行うのが一般的なの？」
「気持ちが落ち着かないけどすぐに遺品整理すべき？」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか？

確かに、遺品整理のタイミングは難しいです。
賃貸の物件がその対象の場合、毎月の家賃負担から「なるべく早くに遺品整理しよう」となりますが、持ち家の方はリミットがありません。
またご遺族の一人一人、心の傷の深さはバラバラなため、自分は心の整理がついていても、周りはそうでもないということがあります。その逆も然りです。

そのため、自分が遺品整理を進めたいと考えても、言い出すにも言い出せない状況もあると思います。
そこで今回の記事では、遺品整理を行うのにいいタイミングの一例をご紹介します。

◆先ずはお葬式

故人が亡くなったとき、まず行うべきは当然お葬式です。

そして通夜や告別式など、バタバタして大変なものになるかと思います。
そのため遺品整理にリミットが無い場合は、落ち着いてから行う方が賢明です。

遺品整理はできる限り遺族が集まって行うことをお勧めします。

その理由は相続や形見分けの問題があるからです。
遺族が揃わないところで決めてしまって、後から相続争いになるなんてこともあり得るため、全員が納得して遺品整理を行えるようにしたいものです。
そう言う意味では、お葬式の時に故人の思い出を振り返りながら、ご遺族で遺品整理についての意見を軽く出し合ってみる事も良いかも知れません。
だたしあくまで、ご遺族にキズの深い方がいる場合は、「亡くなったからすぐに片付けとは薄情だ」などと誤解されないよう注意が必要です。

◆オススメのタイミングは？

葬儀で話に触れることが出来なかった場合、オススメのタイミングとしては四十九日法要が良いのではないでしょうか。
葬儀なども落ち着き、気持ちにも少しゆとりができるタイミングでもう一度親戚が集まる事が多いため、その際に切り出してみるのがいいでしょう。
それでも気持ちが整理できていない方がいた場合は、改めて遺品整理をする日時を明確にしておきましょう。

そうしなければ、ズルズルと遺品整理を引き延ばす原因になってしまいます。

◆お盆やお彼岸でも？

四十九日法要の際に遺品整理が実行できず、迷っているのであれば、お盆やお彼岸という日程も考えやすいです。
その理由も簡単で、親戚が集まりやすいためです。

故人が伴侶であった場合、少しずつ一人で片付けようと考える方がいたとしてもあまりオススメはしません。

お年を重ねてこられた方が一人で遺品整理を行うのは、体力的にも精神的にも非常に厳しいものがあるからです。
一人の方がゆっくり片付けられると思っていても、一人だと問題を抱えすぎて塞ぎ込んでしまうことになりかねません。

お盆やGWなどの大型連休に親戚や孫が集まったとき、皆でわいわいしながら協力して片付けるのが理想かも知れません。

◆まとめ

遺品整理をするタイミングはご理解いただけたでしょうか？
遺品整理は心の整理がついてから行うことが非常に重要です。
心の整理のついていないまま始めてしまうと、パニック状況に陥ってしまいます。
ただし、いつまでも心の整理がつかない場合、片付ける事によって心の整理につながる事もあるのです。

当社にも、まだ心の整理がきちんとできていない方からご相談のお電話が入ります。
迷いながらご連絡をいただきますが、色々とお話をお聞きして作業をさせていただいた後は、本当に重圧から開放されたようにスッキリしていらっしゃる場合がほとんどです。

誰かと思い出を共有しながら、精神的負担を軽くして自ら遺品整理をすることが理想ではありますが、各ご家庭には様々なご事情があり、それが難しい方もたくさんいらっしゃいます。
賃貸物件での遺品整理が必要な方は、特に時間的な猶予が迫られるため、気持ちの整理をゆっくりしている事も難しいでしょう。

弊社ではあらゆる方のご遺品整理に対応しているため、遺品整理でお困りのことがあれば、まずはご相談ください。
最善の方法をご提案・アドバイスさせていただきます。