遺品整理を行う際には業者に依頼することをお考えの方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ数多くある業者の中からどのように選べば良いのかは悩ましいですよね。
今回は、業者選びの際に見るべき評価基準についてお伝えいたします。

◎業者選びで見るべきポイント

遺品整理の業者を比較する際に押さえておきたい観点は主に4つあります。

○相見積もり
相見積もりとは同じ条件で複数の会社に見積もりを取ってもらうことです。
遺品整理においては、実際に部屋を案内して遺品を見せながら作業にかかる費用や、買い取りの価格を算出してもらいます。
遺品の種類は故人それぞれで異なるものですし、実際に部屋や遺品を見てみることでより正確な価格が分かりますので、心の準備もしやすいと思います。
見積もり後には見積書を受け取るはずですが、曖昧なことが書いていないかを確認し、疑問点のないようにしておきましょう。

○評判の良さ
評判というものは見えないものながら影響力が大きいです。評価の高さは安心感につながりますよね。

○遺品整理士がいるか
詳しくは他の記事で紹介しておりますが、遺品整理士という資格があります。
これは悪徳業者が横行している遺品整理業界を改善しようと設立された遺品整理士認定協会という機関が認定しているものです。
遺品整理に関する知識を持ち、心を痛めている家族の方に寄り添いながら作業を行うという社会性を備えた人材の輩出を目指しています。
この資格は遺品整理を行う人全員が持つ必要のあるものというわけではありませんが、持っている方はそれなりの知識と常識を兼ね備えている可能性が高いですので、判断基準の一つにされても良いでしょう。

○担当者の姿勢
一番重要視していただきたいのがこの観点です。遺品整理となりますと、大切なご家族を失われて間もない頃に行うことも多いかもしれません。
その時に、ご家族に寄り添いながら丁寧に対応してもらえることは大きな心の支えになります。
しっかりとした説明をし、適切なプランを提案してもらえるかどうかということを比較するのはもちろん大切ですが、その業者の担当者と相性が良いかということも確認して決めるようにしましょう。

◎最後に

ご家族の大切にされていたものを整理してもらうわけですから、手間がかかる見積もりや話し合いもじっくりと行うようにしましょう。

今回は、遺品整理の業者を比べる際の評価基準についてご紹介いたしました。参考にしていただければ幸いです。