思いもよらないことでご遺体の発見が遅れてしまった方、ご家族が病死されたという方、ご遺体が発見された部屋はいつまでもそのままで放置してはおけませんよね。
思い出すことがないようにしっかりと元の状態まで戻したいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
「特殊清掃したいけど時間ってどのくらいかかるんだろう」と疑問をお持ちの方が大半だと思います。今回は特殊清掃に必要な時間を解説していきます。
・遺体の傷み具合は
一般的なケースでは、遺体の状態に比例して特殊清掃にかかる時間がどんどん長くなっていきます。
遺体は夏場であれば2,3日、冬場でも5日あれば腐敗が進行していくので発見が遅れれば遅れるほど清掃も大変なものになるんですね。
もちろんお亡くなりになった時、冷房や暖房を使用していたか、窓などを閉め切っていたか、直射日光の当たる位置かなど、その環境によって腐敗の速度は変わってきます。
遺体を見つけられたらすぐに警察や消防に連絡をするのですが、遺体の搬出が終わって警察から清掃の許可が出たら、なるべく早く特殊清掃業者に依頼するべきでしょう。
当然、葬儀やそれに関連する手続きなどで慌ただしい状況になり、それに加えて精神的な負担も大きくかかるでしょう。
しかしながら体液や腐敗臭が漂ったお部屋をそのままにはできません。時には近隣などへの影響もありますので、なるべく早くに特殊清掃業者に見せるのが良いと言えます。
・おおよその目安
簡単な清掃で済む場合は2.3時間ほどで終了することもあります。
ある程度腐敗が進んでいても3日以内に終わる事が大半です。
しかし場合によってはフローリング撤去やリフォームが必要になりますし、消臭などの具合によっても、状況によって長い期間を要する場合もあります。
・消臭に一番時間がかかる
特殊清掃では軽く最初に消臭・除菌を行ってから部屋の家具などを全部外に搬出します。
そのあとに必要であれば害虫駆除や消臭を行うのですが、消臭が一回だけではなかなか消しきれずに臭いが残ってしまうんですね。
噴霧器で薬剤を霧状にして消臭するのが一般的な消臭方法なんですが、一回散布した後は「一定時間あけてから換気してもう一度消臭」という手順で完全に臭いが消えるまで繰り返します。
臭いのもとになる体液は床の奥深くまで浸透して取れにくいのでこの部分は基本切除解体。
その周辺の「汚染は無いが臭いが染み込んだ」クロスや内装は、2~3回消臭剤を繰り返し噴霧するだけではなかなか取れません。
ですからそのような場合には、オゾン脱臭機を使って臭いの元を分解してしまいます。
場合によっては3日間以上のプログラムを組み、タイマーでオゾン脱臭機を稼働し続けるということもあります。
湿度が上がると臭いが戻って来たり、作業中は特殊清掃士の鼻が慣れてきてしまうなどといった場合も考え、消臭は念入りに、かなり時間をかけている業者も多いです。
・特殊清掃なら専門のプロがいる所
専門の器具、薬剤を各社それぞれ持っていますが、それを使いこなせているかは使う人の腕次第ですよね。
知識があいまいで経験が少ないスタッフが特殊清掃を行うとそれだけでかなりの時間がかかってしまいます。
プロアシスト東日本は害虫駆除、除菌、消臭、すべてを「専門知識を有するプロ」が行っているので「迅速」かつ「的確」な特殊清掃を行うことが可能です。
少しでも気になった方がいらっしゃいましたら是非一度お気軽にご相談ください。