「遺品整理、どの業者に依頼するのが良いだろう」
とお悩みの方はいらっしゃいませんか?
遺品整理業者への需要は年々高まっており、それに応じて遺品整理業者の数も増加を続けています。選択肢が増えたことにより、業者選びに悩んでしまう方も多いでしょう。
そこで紹介したい遺品整理業者を選ぶ基準の一つに、資格の有無があります。今回は、遺品整理に必要な資格とはなんなのか、解説致します。
■遺品整理に必要な資格とは
そもそも、遺品整理をするのに資格なんてあるの?と驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。もちろん、遺族の方が自分で遺品整理を行う分には資格は不要ですが、遺品整理を仕事として行う場合には「遺品整理士」という資格があります。
遺品整理士とは、一般社団法人遺品整理認定協会が認定している資格です。資格保持者には、遺族の想いを尊重し、法規制を遵守した遺品整理を行うことが期待されます。
■遺品整理士という資格が整備された背景
このような資格がつくられた背景には、日本の社会状況があります。ここ日本では、かつてない速さで高齢化・核家族化が進行しており、遺品整理が必要な場面が増えています。そして、その需要に応じて業者が増加しているのは、先ほども述べた通りです。
その中には、法整備が不十分であることにつけこんで、不用品を不法投棄したり、高額な追加料金を請求したりする業者が出てきました。このような悪事の横行を放置しておくと、遺品整理業全体への信頼失墜につながり、ひいては業界全体の損失となってしまいます。
そうした状態を改善するため、業界の透明化を図り、遺品整理士認定協会が設立され、遺品整理士という資格が創設されたのです。
■遺品整理士にはどうやったらなれる?
遺品整理士認定協会の行う、養成講座を受講することによって、資格を取得することが可能です。
まず、遺品整理士認定協会のホームページまたは電話で受講申し込みをします。
その後、教材が届くので、教材DVDなどを見ながら学習し、レポートを提出することで資格が認定されます。受講期間の目安は2ヶ月とされています。
■まとめ
今回は、遺品整理を業として行うために必要な資格についてご紹介致しました。遺品整理士という資格が存在することは知っておいて損はない情報でしょう。
いざ業者を選ぶにあたっても、遺品整理士という資格があるかないかを調べることによって、信頼できるかどうかを推し量ることができます。参考にしてみてはいかがでしょうか。