大切な人が亡くなるのはいつも突然の出来事です。故人の方の遺品整理は非常に悩ましい作業ですよね。
故人の方の遺品には大切なものが多く含まれています。故人の方の遺品整理ですから大切に扱ってくれる信頼できる業者を選びたいとお思いでしょう。
今回は、そんな遺品整理業者の選び方についてご紹介します。
〇遺品整理業者の悲しい真実
遺品整理は体力と気力がとても必要な作業です。遺品整理業者は遺族の方に代わって遺品整理をしてくれるわけですが、中には遺族の気持ちを踏みにじるような業者もたくさん存在するのが悲しい現状です。
とても残念なことに、遺品整理業界では年間でたくさんのトラブルが発生しており、その多くは悪徳業者によるものです。故人の遺品をごみのように扱う業者もあります。
親切で丁寧に対応してくれる遺品整理業者に遺品整理してもらうために、正しい業者の選び方を知っておきましょう。
〇優良遺品整理業者の選び方
・見積もりは複数の業者に依頼しましょう
よく1社だけの業者に見積もってもらい、その業者に決めてしまう方がいらっしゃいます。しかし、それでは見積もりで提示された金額が遺品整理に適正な値段かどうか分かりません。
その業者が悪徳業者で、不当に高い値段を請求されている可能性もあります。遺品整理の相場は素人にはよく分からないものです。だからこそ、複数の業者に見積もってもらい、相場の値段を知りましょう。
・遺品整理士がいるかどうか確認しましょう
遺品整理は故人の持ち物を大切に扱い、また処分する必要があります。そのため、廃棄物の法律や供養の方法など、様々な知識を持っておく必要があるのです。
このような知識を身につけている証拠として、遺品整理士という資格があります。これは遺品整理における健全化を目指す遺品整理士認定協会が正式に作った資格です。遺品整理士の資格を持っているかどうか、依頼するときは業者に確認しておきましょう。
但し近年、遺品整理士の資格があるにも関わらず、不法投棄などで摘発されるなどの不祥事を起こす業者も出てきました。
ですから、遺品整理士と言う肩書きはあくまで基本的な知識を身につけているかの判断材料とし、見積りに来た業者の人柄などをよく見て判断する事をお勧めします。
・適切な廃品処理先があるか確認しましょう
遺品整理は不用品を回収する業者ではありません。しかし、業者の中には、遺品をまるで不用品のように乱雑に扱ったり、不法投棄したりする業者もあります。
回収された遺品といえど、大切に扱ってくれる業者が良いですよね。
優良業者の中には、遺品を他社に買い取ってもらうのではなく、自社で買い取るところもあります。普段なら捨ててしまうような物を寄付したり、海外に輸出するルートを確保している業者もあります。これらは遺品を大切に扱い、資源を無駄にしないとても素晴らしい行いなのですが、同時に手間が非常にかかるため、どの業者でも行っている事ではありません。
不必要になった遺品を適切に処理する業者をなるべく選びましょう。
〇さいごに
遺品整理はとても神経を使う作業です。遺品を大切に扱ってくれる業者を選ぶことは、遺品整理をする上でとても重要です。しかし、業者の中には遺族への配慮が感じられない業者もあります。
遺品整理は人生に何度も経験する事がなく、業者選びは失敗できないものです。
本当に信頼できる業者かどうかしっかりと見定めて決めましょう。