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風呂場で死んだら悲惨|孤独死は特殊清掃が必要|発見したらやるべきこと

風呂場での孤独死を発見した場合、凄惨な現場に気が動転してしまい、何をしたらいいのか分からなくなってしまうでしょう。そのまま行動を起こすと、かえってトラブルへ発展する可能性があります。

風呂場での孤独死は速やかに正しい行動をとったうえで、特殊清掃業者へ依頼することが大切です。
そのためにも、風呂場での孤独死を発見した時にどんな行動をとればいいのか知っておく必要があります。

そこで本記事では、風呂場での孤独死を発見した時にどんな行動をとればいいのか、風呂場で孤独死がなぜ起こるのかについて解説します。

思わぬ事態にも対応できるように、本記事を読んで参考にしてください。

記事監修者プロフィール

遺品整理士歴10年、これまでに5,000件以上の遺品整理や特殊清掃に携わる。手がけた遺品整理で発見された貴重品のうち、お返ししたタンス預金の合計だけでも3億3千万円にも上り、貴金属などの有価物を含むと5億円近くの金品を依頼者の手元に返して来た。

遺品を無駄にしないリユースにも特化。東南アジアへの貿易を自社にて行なっており、それに共感を覚える遺族も非常に多い。また不動産の処分も一括で請け負い、いわるゆ「負動産」を甦らせる取り組みにも尽力して来た。
一般社団法人ALL JAPANTRADING 理事
一般社団法人家財整理相談窓口会員
一般社団法人除染作業管理協会理事
宅地建物取引士(日本都市住宅販売株式会社代表取締役)


株式会社RISE プロアシスト東日本
代表 仲井

 

目次

風呂場で孤独死する原因

風呂場で孤独死する原因は、主に次の3つがあげられます。

  1. 心疾患や脳血管障害
  2. 転倒による事故
  3. 熱中症

なぜ、これらの障害や事故が入浴中に起きてしまうのでしょうか。それぞれの発生原因と対策を見ていきましょう。

心疾患や脳血管障害

心疾患の男性

一つ目の原因は、ヒートショックによる心疾患や脳血管障害です。

ヒートショックとは、急激な気温の変化で血圧が大きく変化し、体に負担がかかる現象を指します。この現象は特に冬に起こりやすく、これまで多くの人が命を落としてきました。

この現象は、湯船に浸かるまで激しく気温が変化することで、何度も血圧が変化し心臓に負担がかかり、心筋梗塞などの心疾患や脳卒中などの脳血管障害を引き起こします。

ヒートショックは血圧が上がりやすい高齢者に発生しやすいですが、なかには若い人に起きてしまうことも。リスクを避けるためにも脱衣所に暖房を置いたり、風呂のフタを外し風呂場の温度を高めたりしましょう。

転倒による事故

風呂場で転送する男性

二つ目の原因は、転倒による事故です。

こちらは風呂場で足を滑らせて転倒してしまうことで、頭などを強打し脳出血などを引き起こしてしまいます。

特に体を洗った後や風呂場から出ようとした際に、床に残ったシャンプーやボディソープなどで足を滑らせ、転倒してしまう人が多いです。転倒しやすい高齢者はもちろんですが、若い人でも転倒が原因で亡くなった人は多くいます。

転倒による事故を防ぐためにも、体や頭を洗い終わったらよく流す、風呂場に手すりを付けるなど、対策をとるようにしましょう。

熱中症

三つ目の原因は、熱中症による溺死です。

熱中症は、体内の熱をうまく放出できず熱がこもってしまうことで、体内の水分や塩分が失われ、めまいや失神などを引き起こします。

風呂場で長時間の入浴や高温での入浴をしていると熱中症になり、意識障害を起こして転倒や溺死につながってしまうケースが多いです。特に、高齢者は熱中症になりやすいうえ、温度への感覚が鈍く、気づいたときには動けなくなっているケースがあります。

熱中症にならないためにも10分以上の入浴や42度以上での入浴は避け、入浴前後には水やスポーツドリンクなどの水分をとるようにしましょう。

風呂場で孤独死すると、、、

風呂場で孤独死すると、ほかの場所での孤独死と比べ、現場は悲惨な状況へなってしまいます。その原因は主に次の2つです。

  1. 遺体の腐敗スピードが早い
  2. 腐敗臭が強くなる

なぜこれらの現象が起きてしまうのでしょうか。腐敗が早く進む原因や、腐敗臭が強くなる原因など、詳しい内容を見ていきましょう。

腐敗スピードが早い

浴室で亡くなった場合、ほかの場所で亡くなる時と比べ、腐敗の進行が早く進んでしまいます。

ご遺体の腐敗は、亡くなることで体内の免疫機能が停止し、体内の細胞が分解を始める現象です。

腐敗は「水分が多い・栄養がある・温かい」とより早く進行が進み、浴室では温かい浴槽に浸かっていることで早く腐敗が進みます。さらに、最近の浴槽は保温機能がついているため、浴槽の温度が下がらず腐敗が進んでしまうのです。

腐敗が進むと体液や油が湯船に染み出し、湯船はドロドロの状態へ変わります。この状態になると、個人での清掃はほぼ不可能です。必ず特殊清掃業者へ依頼するようにしましょう。

腐敗臭が強くなる

浴槽で亡くなった場合、腐敗が早く進むことで腐敗臭も強くなります。

腐敗臭は腐敗が進むことで体内に発生するガスの臭いです。このガスは時間が経つと体外に放出され、腐敗臭が漂い始めます。その臭いは乳製品が腐った臭いや、生ごみが腐った臭いに例えられ、吐き気催すほど強烈な臭いです。

浴槽で亡くなると腐敗が早く進むこともあり、腐敗臭が強くなります。一度浴室内にこびりついた腐敗臭は素人が消臭しようとしても消えません。完全消臭するためにも、プロの特殊清掃業者へ依頼するようにしましょう。

風呂場の孤独死を発見したらやるべきこと

風呂場の孤独死を発見した女性

風呂場の孤独死を発見したら、落ち着いて次の3つの行動をとることが大切です。

  1. 警察へ通報する
  2. 外へ腐敗臭が漏れ出すのを防ぐ
  3. 特殊清掃業者に依頼する

これらの行動をとる理由や具体的な方法など、詳しい内容を見ていきましょう。

警察へ通報する

風呂場で孤独死していた場合、警察を呼ぶ必要があります。

孤独死が発見されたら、まず警察が事件性があるのか現場検証しなければなりません。

現場検証と聞くと緊張してしまいますが、事件性がなければ短時間で終わります。現場検証が終わったら死亡届を提出する際に必要な「死体検案書」が発行されるので、大切に保管しておきましょう。

風呂場での孤独死は凄惨な現場なこともあり、動揺してしまい正常な判断ができないかたが多いです。まずはおちついて「110」番に連絡し、警察へ通報しましょう。

外へ腐敗臭が漏れ出すのを防ぐ

風呂場の孤独死は強烈な腐敗臭がするため、外へ臭いが漏れ出さないようにしなければなりません。

腐敗臭が外へ漏れ出してしまうと、近所から「異臭がする」など言われ、トラブルへ発展する可能性があります。

具体的な行動としては、「窓が開いていたら閉める」「換気扇が回っていたら止める」などを行うようにしましょう。

強烈な腐敗臭に臭いを逃がしたくなる気持ちは分かりますが、トラブルを避けるためにも外へ腐敗臭を漏れ出さないことが大切です。

特殊清掃業者に依頼する

警察の現場検証が終わったら、葬儀の準備と並行して特殊清掃業者へ依頼をかけましょう。

風呂の孤独死は時間がたつほど汚れや腐敗臭が落ちにくくなります。頑固な汚れや腐敗臭は清掃に手間がかかるため、追加料金がかかり特殊清掃費用が高額になることも。

思わぬ形で大切なかたを亡くし精神的につらいと思いますが、費用が高額になる前に特殊清掃業者へ依頼をかけましょう。

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風呂場の孤独死を発見した場合に注意したいことは

風呂場の孤独死を発見した場合、注意しなければならないことが4つあります。

  1. 換気扇を回さない
  2. 窓を開けない
  3. お風呂の栓を抜かない
  4. 自分で処理をしない

これらの行動をとってしまうと、あとで近所とのトラブルが発生したり、余計な出費がかかったりしてしまうことも。なぜこれらの行動をしてはいけないのか、それぞれ詳しい内容を見ていきましょう。

換気扇を回さない

風呂場の孤独死を発見した場合、風呂場の換気扇を回してはいけません。

換気扇を回してしまうと、腐敗臭がダクトを通じて外の排気口へ漏れ出し、近所にまで腐敗臭が漂ってしまいます。

風呂場の孤独死は強烈な腐敗臭を放つため、臭いをどうにかしたい気持ちは分かりますが、換気扇を回して近所に迷惑をかけてはいけません。つらいとは思いますが、腐敗臭が外へ漏れないようにしましょう。

窓を開けない

風呂場での孤独死は強烈な腐敗臭がするため窓を開けて臭いを逃がしたくなりますが、窓を開けてはいけません。

こちらは換気扇と同様に、窓を開けてしまうと外へ腐敗臭が漏れてしまいます。

近所へ腐敗臭が漏れると周りに迷惑をかけるだけでなく、時には「臭いが洗濯ものについてとれない」「臭いに耐えきれない」と、トラブルに発展してしまうことも。近所とのトラブルを避けるためにも、窓は開けないようにしましょう。

お風呂の栓は抜かないこと

風呂場の孤独死を発見した際、亡くなられたかたが湯船に浸かったままだとしても、お風呂の栓を抜いてはいけません。

風呂場の孤独死は浴槽内に皮膚、肉片が沈殿しており、栓を抜くと排水管をつまらせてしまいます。また、マンションなどの集合住宅は排水管が繋がっているため、栓を抜くと近所へ腐敗臭が漂ってしまう可能性があるでしょう。

排水管のトラブルやご近所とのトラブルを避けるためにも、お風呂の栓は抜かずそのままにしておくことが大切です。

自分で処理しようとしないこと

風呂場の孤独死を発見しても、自分で処理をせずプロに任せることがおすすめです。

風呂場の孤独死は、自分で処理をしようとすると、かえって汚れや匂いが取れなくなり、余計なお金がかかってしまうことがあります。

例えば、お風呂の栓を抜いてしまった場合、浴槽には皮膚や肉片が沈んでおり、これらが排水管に詰まってしまうでしょう。一度詰まると臭いや汚れが取れなくなり、新しい排水管に交換しなければなりません。

風呂場での孤独死は凄惨な現場になるため「早くどうにかしたい」と思う人が多いでしょう。

しかし、そんな現場だからこそプロに任せ、確実に汚れや臭いをとってもらうことが大切です。

まとめ

風呂場の孤独死を発見した時、予期せぬ事態なうえ、大切な方が生前と異なる姿に変わっており、気が動転してしまうでしょう。しかし、だからと言って誤った行動をとると後にトラブルに発展しかねません。

そのような事態を避けるためにも、事前に「腐敗臭を外へ出さない」「お風呂の栓を抜かずに警察を呼ぶ」など、適切な行動を知っておくことが大切です。また、汚れや腐敗臭を完全に落とすためにも、速やかに特殊清掃業者へ依頼するようにしましょう。

特殊清掃作業はプロアシストにおまかせ

孤独死は時間が経過してしまうと臭いや汚れが落ちにくくなるだけでなく、特殊清掃の費用が高くなるもの。そんな費用を自分が負担するかもしれないと考えると、おそろしい気分ですよね。

その点、プロアシストなら無料でお見積もりができるため、特殊清掃にどのくらいの費用がかかるのか無料で分かります。しかも、清掃する部屋を直接確認してから見積もるため、見積もり段階でより正確な金額がわかるでしょう。

ぜひ、特殊清掃はプロアシストにお任せください。

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