数多くのご遺品整理をさせていただいているプロアシストでは、年間に数え切れないほどのお宅を訪問します。
そのどれもが部屋数、間取り、広さ、階層、近隣状況が異なりますが、何より違いがあるのがご遺品である家財の量となります。
例え同じ間取りのお部屋であったとしても、その中の様子やご遺品の量はまったくと言って違います。
今回ご紹介するのは千葉県のお宅で、数あるご遺品整理の中でも、広い戸建てのお宅です。
ご遺族さまはこちらの実家を離れて、都内方面にお住まいになっており、実家のご両親がお亡くなりになって空き家となったために、ご遺品整理をする運びとなりました。
部屋数もたくさんある事に加え、長年この家にお住まいになっていらっしゃった事もあり、家財の量はとても多い状態。
大きな家具が各部屋にたくさんあり、その中にも衣類や小物などが多数収納されています。
納屋にも書類や思い出の品などが所狭しと並んでおり、故人様の歴史を物語ります。
そのご遺品の総量は、2トン標準トラックで約7台。
一般的な戸建て4LDKのお宅の平均と比較すると、約2倍ほどの家財がありました。
都内に住み1時間以上も離れた実家。
空き家となってしまったその家を、仕事の合間をぬって片付けるのは至難の業といえます。
そこでプロアシストに相談をされたと言うことです。
作業では、このトラック7台分相当のご遺品を、1つ1つ細かくチェックしていきます。
たんすの引き出しの中、押入れから出てきた箱やカバンの中、大量にある封筒の中身などなど、「現金」「貴金属」「証券類」「お写真」などの貴重品が紛れていないかを全て捜索して仕分けます。
このようなお宅の場合、お亡くなりになられた故人様が遺言やエンディングノートなどを使って、財産・資産など相続の事をよほどしっかりと準備されていない限り、お身内は数多くあるご遺品の中の、どこに何があるのかすら全く把握されていない事が多いのです。
もちろん、時間がある場合はお身内が集まって、大切な貴重品がありそうな場所を探して見つかるケースもありますが、そのような場合でも他の場所を捜索したら現金が発見されたなどのケースが多々あります。
空き家となってしまったこちらのお宅も例外ではなく、ある程度の貴重品は見つかっていたものの、他から現金やアクセサリー、お写真などが発見されました。
作業は朝9時より開始し、手際良く順調に進みますが、細かくチェックしなくてはいけないご遺品が多く、手馴れたプロでも相応の時間を要しました。
これをお身内だけで片付けるとなると…
いったい何日かかっていたのでしょうか。
先日、都内で別件のご遺品整理見積もりをした時は、「身内で3ヶ月かかった」と言うお部屋が、およそ半分ぐらい片付いている状態でした。
プロアシストのサービスと説明すると、「それならもっと早く頼めば良かった」と苦笑いされていたのが印象的でした。
かける時間と労力を考えると、最初からプロに任せていただく事も選択肢の一つだと感じます。
さて千葉での作業も順調に進み、清掃作業にうつります。
賃貸物件の場合も、持ち家を売却したり貸したりする場合も、プロアシストでは先のことを考え、なるべく綺麗に清掃します。
玄関先やカーポート部分などの掃き掃除にもぬかりはありません。
以上で作業は完了です。
作業完了:午後4時
細かくチェックが必要な部分が多く、普段より時間がかかってしまいましたが、無事1日で作業を終える事ができました。