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遺品整理では何をのこしたらいい?残すものをリストで紹介!

遺品整理で残すもの

故人が所持していたものを整理する遺品整理では、どのようなものを残せばいいのか分からず、頭を抱える人も多いでしょう。

 

もし、判断を誤って残すべきものを処分した場合、家族や親族とトラブルに発展する可能性もあります。遺品整理を行う際は、必ず残すものを確認しておかなければなりません。

 

本記事では、遺品整理のときに残すもののリストや残すものを選ぶときの手順について解説します。家族や親族とのトラブルを避けるためにも、遺品整理を始める人は参考にしてください。

 

目次

遺品整理で必ず残す物

 

遺品整理で必ず残すものは下記の6つが挙げられます。

 

  1. 故人の意思が記してある物
  2. 金銭に関係する物や資産価値がある品
  3. 思い出の品
  4. デジタル品
  5. 借りている物
  6. 個人情報が関係している物

 

具体的にどのようなものを残せばいいのか、詳しい内容を解説していきます。

 

故人の意思が記してある物

 

故人の意思が記してあるものは、死後の要望や相続に関係する事柄が記載されている可能性があるため、捨ててはいけません。

 

故人の意思が記してあるものとして、エンディングノートや遺言書が挙げられます。これらには財産目録や相続の分配、遺品整理のときに必要な情報が残されているケースが多いです。

 

捨ててしまうと故人の意思を確認できなくなり、取り返しがつきません。相続も故人の意思に反したものになる可能性があるので、ほかの家族や親族とトラブルに発展してしまうこともあるでしょう。

 

金銭に関係する物や資産価値がある品

 

金銭に関係する物や資産価値がある品は相続に関係するため、捨ててしまうとほかの相続人とトラブルに発展する可能性が高いです。

 

金銭に関係する物や資産価値がある品は遺産相続で相続人へと引き継がれます。誤って処分すると「本当は隠していて横取りしているのではないか」と、疑われてしまうこともあるでしょう。

 

具体的な金銭に関係する物や資産価値がある品は下記のとおりです。

 

  • 現金
  • 通帳・キャッシュカード
  • クレジットカード
  • 有価証券
  • 不動産関係の権利書
  • 保険証券
  • 交通系電子マネー
  • ブランド品
  • 絵画
  • 貴金属
  • 骨董品など

 

現金のように分かりやすいものから、骨董品など分かりづらいものまであります。もし、自身で判断がつかなければ、ひとまず残しておいて後から価値を調べましょう。

 

思い出の品

 

思い出の品を捨ててしまうと、ほかの家族や親族から「形見分けでもらおうと思っていた」と言われて、トラブルになることがあります。

 

故人との思い出が詰まった品は、死別の悲しみをいやしてくれる大切なものです。ほかの品には変えられない唯一無二のものなので、捨ててしまうと大きなトラブルになりかねません。

 

具体的な思い出の品は下記のものが挙げられます。

 

  • 写真
  • 手紙やメモ
  • 衣服
  • 愛用品
  • アクセサリーなど

 

上記の品はよく思い出の品に挙げられますが、あくまで一例です。思い出の品は人によって違うので、残すものの選定をする際は家族や親族に確認しながら細心の注意をはらってください。

 

デジタル品

 

デジタル品にも思い出の詰まった写真やデジタル資産の情報が保存されていることがあるため、必ず残しておきましょう。

 

近年、遺品整理や相続のときのトラブルとして、デジタル遺品が挙げられます。デジタル遺品は写真のデータや仮想通貨などのデジタル資産のことで、保存場所が見つからなかったり後から発見されたりしてトラブルが発生しているのです。

 

誤って保存されている物を処分しないように、下記の物は残しておきましょう。

 

  • スマートフォン
  • パソコン
  • デジタルカメラ
  • HDやUSBメモリなどの記憶装置

 

なお、スマートフォンやパソコンの付近にはロック解除のパスワードが残されている場合もあります。機器本体だけでなく周辺にも重要なものが残されていないか、よく確認しましょう。

 

借りている物

 

故人が不慮の事故や急死されている場合は、借りている物が返却されていないことがあるので、捨てないように注意しましょう。

 

故人が亡くなるまでの期間が短いと、レンタル品やリース品が返却できていない場合があります。最近では多種多様なレンタルサービスがあるので、思いがけないものをレンタルしていることがあるでしょう。

 

借りている物の例として、下記のものが挙げられます。

 

  • 友人や知人が借りている物
  • 勤務先の制服
  • 車や服、家電などのレンタル品やリース品

 

どの品がレンタル品やリース品なのかは、とても判断が難しいです。まずは故人が利用していたレンタルサービスを調べて、レンタル品やリース品を特定したほうがいいでしょう。

 

個人情報が関係している物

 

個人情報が関係している物は手続きに使用したり返却したりするものもあります。捨ててしまうと手続きに時間がかかってしまうおそれがあるので、残しておきましょう。

 

具体的な個人情報が関係している物として、下記の物が挙げられます。

 

  • 年金手帳
  • マイナンバーカード
  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証
  • 印鑑

 

一見、印鑑は個人情報と関係がないように思えますが、手続きの際には身分証明書とともに必要になります。手続きをスムーズに進めるためにも捨てずに残しておきましょう。

 

残すものの選定の手順

 

残すもののリストを紹介しましたが、遺品整理を始めてみると「この遺品は残したほうがいいのか」と、悩んで手が止まる場合もあるでしょう。手を止めずに遺品整理を進めるためにも、下記の手順に沿って何を残すのか決めるのがおすすめです。

 

  1. エンディングノートや遺言書を確認する
  2. 残すものの基準を決める
  3. 実物を確認する

 

それぞれの項目ごとにどのようなことをすればいいのか、具体的な内容を解説していきます。

 

エンディングノートや遺言書を確認する

 

まずは、エンディングノートや遺言書に遺品に関する記載がないか確認してください。

 

エンディングノートや遺言書には、遺品の譲り先や処分の方法などが記されていることがあります。遺品は故人が所有していたものなので、故人が希望する方法に沿って遺品整理を進めたほうがいいでしょう。

 

エンディングノートや遺言書を確認せずに遺品整理を始めると、処分したり買取に出したりして取り返しがつかない事態になりかねません。必ず遺品整理を始める前に確認してください。

 

残すものの基準を決める

 

エンディングノートや遺言書に記載がない遺品は、残すものの基準を決めてから選定しましょう。

 

エンディングノートや遺言書に記載がない遺品は、自分たちで判断しなければなりません。明確な基準を設けないと、いちいち判断に悩んで遺品整理に時間がかかってしまうでしょう。

 

どのような基準を設けるか決まらない場合には、下記の例を参考にしてください。

 

  • 再利用できそうなもの
  • 捨てるのに抵抗があるもの
  • 売却できそうなもの

 

なお、基準を設けるときは独断で決めるのではなく、必ず家族や親族と話し合ってください。相談せずに基準を決めてしまうと人によって基準が異なることから、トラブルに発展する可能性があります。

 

実物を確認する

 

残すものの基準を設けたうえで悩むものがあれば、実物を手にとって確認してみましょう。

 

実物をよく確認してみると破損したり汚れていたりすることがあります。このような物は再利用や売却が難しいので、思い入れがなければ処分してしまってもいいでしょう。

 

実物をよく確認したうえで判断に悩むようであれば、一時的に取っておいて後から考えるのも手です。時間を置くことで気持ちが変わり、残しておくか判断を下せるでしょう。

 

残すか迷ったときの対策

 

遺品のなかには故人の愛用品や日記など捨てづらいものもあります。そのようなときは下記の対策を取れば、気持ちを切り替えて手放せるかもしれません。

 

  1. データ化する
  2. お焚き上げをする
  3. 寄付やリサイクルに出す

 

具体的にどのようなことをすればいいのか、それぞれの詳細を解説していきます。

 

データ化する

 

思い入れがあって処分しづらい遺品は、データ化することで別のかたちで手元に取っておけます。

 

思い出が詰まった品を処分するのがつらいのは、二度とその品を見られなくなってしまうからでしょう。しかし、スマートフォンやデジタルカメラで撮影しておけば、データ化していつでも手元で思い出の品を見られます。

 

思い出の品に触れられないのはつらいですが、どの品も残しておけるわけではありません。形を変えて取っておくことも大切です。

 

お焚き上げをする

 

処分するのが忍びない品は、お焚き上げをしてていねいに供養するのをおすすめします。

 

お焚き上げとは神聖な炎で遺品を焚き上げて品を天や故人へ還す儀式です。神社やお寺でていねいに供養してくれることで、処分するのに抵抗がある品でも気持ちを切り替えて手放せます。

 

もし、周辺にお焚き上げをしている神社やお寺がなければ、自分で供養するのもおすすめです。自身で供養する場合は下記の手順に沿って行うといいでしょう。

 

  1. 遺品を白い紙の上にのせる
  2. 感謝や弔いの言葉をかける
  3. お清めの塩をふりかける
  4. 遺品を紙に包んで自治体のルールに沿って処分する

 

自分で供養して感謝の気持ちを伝えれば、遺品を処分する罪悪感が薄れて前向きな気持ちで手放せます。

 

寄付やリサイクルに出す

 

再利用できる遺品は寄付やリサイクルに出せば次の人に使用してもらえるため、処分するよりも遺品を手放しやすいでしょう。

 

処分するのに抵抗がある遺品は、思い出が詰まっているだけでなく、処分することに罪悪感を抱いている場合があります。そのようなときは処分せずに寄付やリサイクルに出せば、遺品を手放しても罪悪感を抱きません。

 

また、故人の愛用品が別の誰かに大切にしてもらえることで、愛用品や故人が喜んでくれるという考え方もあるでしょう。

 

遺品整理は遺品整理業者への依頼がおすすめ

 

遺品整理では残すものの種類が多く、自分たちだけでは把握できないこともあるでしょう。そのため、遺品整理はプロである遺品整理業者に依頼するのをおすすめします。

 

遺品整理業者は依頼者に代わり遺品整理を行ってくれる業者です。遺品整理に関する専門的な知識を把握しているうえ、何件も遺品整理を行ってきた実績があります。知識や経験に基づいて残しておく遺品の選定も行ってくれるので、安心して任せられるでしょう。

 

遺品の選定に自信がない人や時間がかかるのが嫌な人は、遺品整理業者へ依頼するのがおすすめです。

 

まとめ

 

遺品整理では大きく分けて必ず残すものが6種類あります。いずれのものも誤って処分してしまうと、家族や親族とトラブルになりかねません。もし、残すものの種類が多くて自信がない人は遺品整理業者への依頼を検討しましょう。

 

また、自分たちでどの遺品を残しておくか決める場合は、まずはエンディングノートや遺言書を確認することが大切です。そのうえで残すものの基準を決めて、それでも悩むようであれば実物を確認してから判断しましょう。