自分の持っている「遺産」は遺言書にすべてしっかりと「誰に何をどのくらい譲る」のか明記してればそのように遺産は相続されます。
では遺言書に書いていなかった場合どのように遺産が相続されるのでしょうか。トラブルは起こらないでしょうか。
今回は生前整理の大切さについてご紹介します。
・遺産相続問題・遺産分割協議
生前整理を行わなかった場合の一番大きなトラブルは相続トラブルです。
遺産分割協議は以下の場合にする協議です。
・遺言書があるが相続人全員が内容に不満がある場合
・はっきりと遺産相続について書かれていない場合
生前整理をしっかりと行っていなかった場合どのようなトラブルが起こるか協議の流れと合わせてみていきましょう。
・遺産分割の流れ
遺産分割協議でスムーズに遺産を分割する手順としてはまず相続人の確定です。
誰が遺産を相続する権利を持っているのか戸籍と照らし合わせて確定させます。
そのあとに相続財産の確定を行います。
このときに、生前整理として財産目録を作成していないとなかなか円満に進められません。
「何がどこにあるのか」をすべての遺産において確定させる必要があるので財産目録を書いていないと、「遺産がわからない」という問題が起きます。
財産の所在を全て確認できないと先に進めません。
全て確認したら分配にうつります。
分配方法について協議で全員の同意が得られたら遺産分割協議書を提出するという流れです。
これで丸く収まればいいのですが実際なかなかそうはいきません。
・全員の同意が得られなかった場合
同意が得られず決裂した場合は、各相続人が裁判で相続を決めなければなりません。
皆さんも承知のように、日本では裁判を行うだけで膨大なお金と時間がかかります。
裁判を開いたからといって必ずしも各相続人が納得する相続が行われる保証はありません。
・生前整理の大切さ
あなたが自分の遺族にこんな大変な目にあってほしくないと思うのならば、今からでも遅くありません、生きているうちに自分の身辺整理、遺産整理をすべきです。
生前整理をしっかりすることで上に書いたような相続トラブルは回避できます。
遺族の方たちにはあなたが亡くなった後にやらなければならないことが山積みです。
少しでもご遺族の方たちの負担を軽くするためにも「生前整理」についてしっかりと考えてみませんか?
「プロアシスト東日本」では生前整理に関しても幅広くご相談を受け付けておりますので何か心配や悩み、質問などあればお気軽にご相談ください。