生前整理をする方は年々増えています。皆さんの中でも生前整理に関心がある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
生前整理において、最も悩ませられる点は、財産をいかに整理すべきかでしょう。最近では、遺族の財産を巡るトラブルが相次いでいますよね。
そこで今回は、生前整理をする際の財産の整理方法についてお話しします。
○財産整理の方法
1. 財産目録を作成する
まず、あなたの財産がどれくらいあるか財産目録を作成しましょう。財産には現金や預金、不動産や証券などが挙げられます。あなたの財産を列挙し、不要なものは処分するようにしましょう。
また、財産目録を作成することで、死後の遺族の手間が省けます。故人の財産を調べることは、完全に把握していない遺族にとっては難しい作業です。財産目録を作成することで、誰に自分の財産を相続させたいのかじっくり考える資料にもなります。
2. 相続税を計算する
財産の相続には税金がかかります。財産目録を作成したら、各財産にどのくらいの税金がかかるのか大体の値段を把握しましょう。
生前贈与すると、税金が安くなる場合があります。また、生前贈与ですと親族間のトラブルを防ぐことができますよね。生前整理は死後のトラブルを未然に防ぐ上で、重要な作業なのです。
3. 誰に贈与するのか考える
次に、財産を誰に渡すのかよく考えましょう。もちろん、誰に渡すのかという基準は人によって違います。ただし、トラブルが最も起きなさそうな人に渡すよう心がけましょう。
4. 遺言書を作成する
生前整理の最後の作業は遺言書を作成することです。その際、通常のノートやインターネット上のデータに残してOKだと思わないでください。
財産贈与が正当に認められるのは、遺言書に記した場合のみです。遺言書には法的効力があります。それ以外の媒体には法的効力は一切ありません。遺言書は、決まった形式に沿って、自筆で書かなければなりません。
また、遺言は指定の書類に書く必要があります。数万円もする高価な書類ですが、財産におけるトラブルを防ぐためには十分に価値があると言えるでしょう。
○さいごに
今回は、生前整理をする際の、財産整理の方法についてご紹介しました。自分がいなくなった後、遺族の間で財産のトラブルが起きることは避けたいですよね。
生前に、自分が財産をどう配分するか、処分するのかよく考える必要があります。トラブルを防ぐために、生前に財産を分与することをおすすめします。
弊社では、生前整理における様々なお悩みやご相談を承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。