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孤独死が起きた際の特殊清掃について|流れやポイントを詳しく解説

孤独死発見後の特殊清掃について

孤独死は思いがけない出来事ということもあり、いざ直面した時に何をすればいいのか分からないかたも多いのではないでしょうか。

孤独死が起きた際は、通常の清掃では汚れや臭いが落ち切らないため、孤独死で発生した臭いや汚れを落とす特殊清掃をしてもらうことが大切です。

しかし、特殊清掃業者へ依頼をかける機会は少なく、どのような流れで進んでいくのか知らないかたも多いでしょう。

本記事では、特殊清掃の流れや、孤独死が起きた時にどんな対応をしたらいいのかなど、解説します。孤独死に直面した時に慌てないためにも、参考にしてください。

関連記事:特殊清掃作業の流れ

目次

孤独死が起きた際は必ず特殊清掃業者へ連絡

特殊清掃

孤独死が起きた際は、必ず特殊清掃業者へ連絡を入れましょう。

孤独死が起きてしまうと警察への連絡や葬儀の手続きなどで忙しくなり、特殊清掃業者への連絡を忘れたり遅くなってしまったりすることがあります。

特殊清掃業者への連絡が遅れると、その間に孤独死で発生した汚損や腐敗臭は落ちにくくなり、特殊清掃の費用が高くなってしまうことも。

思いがけない費用を抑えるためにも、孤独死が起きた際は迅速に特殊清掃業者へ連絡することが大切です。

なるべく葬儀の依頼と同時に手配をして、葬儀を終えた後にすぐ特殊清掃をしてもらいましょう。

孤独死が起きてから特殊清掃までの流れ

孤独死発見で電話している老人

孤独死に直面する場面が少ないこともあり、孤独死が起きてから特殊清掃までの流れを知らず、何をしたらいいのか分からない人が多いでしょう。

孤独死が起きてから特殊清掃を行うまでは、次の3つの手順で進めていくことが大切です。

  1. 孤独死を発見したらすぐに警察へ通報する
  2. 特殊清掃業者へ連絡をして見積もりを取る
  3. 特殊清掃をしてもらう

具体的にどのようなことをすればいいのか、それぞれの手順の内容を詳しい内容を見ていきましょう。

孤独死を発見したらすぐに警察へ通報する

孤独死を発見したら、すぐに警察へ通報しなければなりません。

孤独死は事件性がある可能性があり、警察が現場検証する必要があります。事件性がなければすぐに現場検証は終わりますが、現場に手を加えてしまうとかえって事件性を疑われてしまうことも。

孤独死を発見したら現場には何も触れず、警察へ通報して到着を待ちましょう。

特殊清掃業者へ連絡をして見積もりをとる

警察の現場検証が終わったら葬儀の準備と並行して、特殊清掃業者へ連絡をいれましょう。業者は連絡を受け、清掃する現場まで赴き、現場を見て無料で見積もりを出します。

なかには現場を見ずに見積もりを出す業者がいますが、そのような業者では追加費用が発生するおそれがあるでしょう。必ず事前に現場を見て見積もりをしてくれる業者を選ぶことがおすすめです。

見積の内容に納得がいけば正式に依頼をして、日程などを決めていきます。

特殊清掃をしてもらう

正式に依頼をして日程が決まればあとは当日を迎えるだけです。当日の特殊清掃では次のようなことを行います。

  • 専用薬剤での殺菌や除菌
  • 体液や血液で汚れた箇所の清掃
  • 浴槽内の清掃や水質検査(必要に応じて)
  • 害虫の駆除
  • 畳やフローリングなどの撤去
  • オゾン消臭機での脱臭

亡くなられた状況や経過日数によって清掃内容は変わるため、必ずしもすべての清掃を行うわけではありません。

参考記事:遺体の腐敗が始まってから1ヶ月経つとどうなる?特殊清掃費用はどれくらい?

また、特殊清掃と遺品整理のパックを依頼しているかたは、清掃が終わった後に遺品整理を行います。

>>特殊清掃と遺品整理の違いとは?内容や費用相場を比較

孤独死の対応ポイント

孤独死を発見した時、思いもよらないことなので、どんな対応をしたらいいのか分からないかたも多いのではないでしょうか。孤独死を発見した時の対応は、次の3つのポイントが大切です。

  1. 特殊清掃業者に頼む
  2. できるだけ早く依頼する
  3. 事前に業者を選定して置く

各ポイントがなぜ重要なのか、それぞれ解説していきます。

特殊清掃業者に頼む

孤独死の清掃は必ず特殊清掃業者に依頼をしましょう。

早期に孤独死を発見した場合、腐敗が進んでいないことから部屋の汚れが少なく、「自分でも清掃できるかも」と思ってしまうかもしれません。

しかし、見た目はきれいに見えても死臭がこびりついていて、いくら清掃しても臭いがとれない場合があります。一度ついた死臭は通常の清掃では消臭できないので、特殊清掃業者に依頼する必要があるでしょう。

どんなにきれいに見えるような現場でも、孤独死された現場は特殊清掃業者に依頼して清掃してもらうことが大切です。

できるだけ早く依頼する

特殊清掃の依頼はできるだけ早く依頼することが大切です。

孤独死で発生した汚れや腐敗臭は時間が経つほど壁や床に染みついてしまい、落ちにくくなります。落ちにくくなると特殊清掃にかかる労力や時間が増えるため、費用が高額になることがあるでしょう。

孤独死を発見した後は葬儀や市役所の手続きで忙しくなるかと思いますが、それらの作業と並行して特殊清掃業者へ早く依頼することが大切です。家族や兄弟など周りの力を借りながら業者と話を進めていきましょう。

事前に業者を選定しておく

孤独死を発見した時、落ち着いて業者へ連絡できるよう、事前に業者を選んでおくことが大切です。

孤独死は思いもよらないものなので、いざその場面に直面すると気が動転してしまいます。そのままよく調べずに適当な特殊清掃業者へ依頼してしまうと、業者の技量が低く、清掃のやり直しが必要になってしまうことも。

無駄な費用をかけないためにも事前に業者を選んでおき、孤独死を発見しても落ち着いて連絡できるようにしておきましょう。

孤独死による特殊清掃の事例

孤独死による特殊清掃は頻繁に依頼するものではないため、実際に現場でどのようなことを行うのか想像ができないでしょう。

より具体的に作業内容を理解するためにも、ここでは実際にプロアシストが行った孤独死による特殊清掃の事例を紹介します。

特殊清掃の現場でどんな作業を行ったのか、作業を行った結果どうなったのかなど、現場ならではの内容を知り、特殊清掃の作業内容を理解しましょう。

東京都大田区S様の遺品整理・特殊清掃の事例

東京都大田区で行った遺品整理・特殊整理の事例を紹介します。

故人様は残念ながら腐敗が進んだ状態で発見され、腐敗臭や害虫が発生していました。事前に見積もりを出してから最短で現場へ伺い、ご近所様へ配慮しながら作業を進めていきます。

荷物を搬出した後、お客様・大家さん・不動産屋さんと協議して、作業は汚染された畳の引き上げと業務用ミクロ噴霧器「フォグマスター」での消臭消毒処理に決まりました。

作業が終わり、ご依頼者様が戻られた頃には、マスクを外してもほとんど腐敗臭を感じません。

搬出した家財はトラック3台が必要な量でしたが、通常トラックの1.5倍積める2トンロング車を出動させたことで2台に収めます。その結果、お客様のご負担が軽減しました。

>>[東京都大田区 特殊清掃 ご遺品整理 S様](https://proassist-east.com/works/1107/)

千葉県内での特殊清掃・遺品整理の事例

千葉県内で行った特殊清掃・遺品整理の事例を紹介します。

故人様は約3週間発見されず、夏の暑い時期に入り、ご近所様が異臭を感じたことで発見されました。ご依頼者様は義理のお兄様で、葬儀社様からの紹介でご連絡を頂いたようです。

故人様が発見されるまで時間が経過しましたが、部屋の損傷は少なく軽度の特殊清掃で済みました。

遺品整理では、故人様が生前にご親族様との行き来が少なかったことから、義理のお兄様も思いつく捜索品はなかったようです。故人様が生前に使用されていた家電や雑貨を買い取り、海外で必要としているかたへお繋ぎしました。

>>[千葉市にて孤独死の特殊清掃と遺品整理をさせていただきました](https://proassist-east.com/works/1967/)

孤独死が発生した場合、費用を負担する人

孤独死が発生した場合、特殊清掃を依頼しなければならないため、誰が費用を負担するのかが問題になるでしょう。特殊清掃の費用を負担する責任がある人は次の3人です。

  1. 連帯保証人
  2. 法定相続人
  3. 物件の所有者

責任がある理由やどの人物が一番責任があるのかなど、それぞれ詳しい内容を解説していきます。

>>[孤独死による特殊清掃の費用は誰が払う?](https://proassist-east.com/cleaning/4834/)

連帯保証人

一番費用を負担する責任があるのは、物件を借りた際に連帯保証人へなっているかたです。

連帯保証人は借主と同等の責任があるとされており、亡くなられたかたに代わり部屋を汚損した責任が問われます。

しかし、遺産が相続された場合、ほかの遺産とともに賃貸を借りている権利も相続されます。この場合は、相続人が賃貸を借りていることになり、相続人が特殊清掃の費用を負担しなければなりません。

なお、2020年4月1日以降に連帯保証人へなったかたは、契約の際に限度額の記載が義務付けられているはずです。限度額以上の請求はされないはずなので、よく確認しておきましょう。

法定相続人

連帯保証人の次に責任があるのは、法定相続人です。法定相続人は相続人になるかたを指し、配偶者・子ども・両親・兄弟姉妹の順番で順位が決まっています。

先述した通り、遺産が相続された場合には賃貸を借りている権利も相続されるため、実質法定相続人が費用を負担することが多いです。遺産を放棄した場合には、連帯保証人へ費用が請求されます。

なかには連帯保証人と法定相続人が同じ場合がありますが、この場合は遺産を放棄しても連帯保証人として費用を請求されるので、注意しましょう。

物件の所有者

最後に責任があるのは物件の所有者(大家)です。大家が費用を負担しなければならないケースは、下記のようにいくつかあります。

  • 連帯保証人・法定相続人がいない場合
  • 連帯保証人がいない、及び法定相続人が遺産を放棄した場合
  • 自然死や病死など孤独死した借主に責任がない場合
  • 費用が連帯保証人の定めた限度額を上回った場合

このように物件の所有者が負担しなければならないケースは複数あるので、費用を負担せざるを得ない場面も多いでしょう。心配なかたは「孤独死保険」への加入をおすすめします。

まとめ

孤独死の現場は、個人での清掃では臭いが取れないため、必ず特殊清掃業者へ依頼することが大切です。事前に業者を選んでおき、孤独死が起きてしまった場合には、すぐに業者へ連絡をとれるようにしましょう。

また、孤独死を発見した場合は、まず警察に連絡することが大切です。その後に特殊清掃業者へ連絡をして見積もりを出してもらい、内容に納得がいけば正式に依頼して清掃をしてもらいましょう。

特殊清掃作業はプロアシストにおまかせ

孤独死は時間が経過してしまうと臭いや汚れが落ちにくくなるだけでなく、特殊清掃の費用が高くなるもの。そんな費用を自分が負担するかもしれないと考えると、おそろしい気分ですよね。

その点、プロアシストなら無料でお見積もりができるため、特殊清掃にどのくらいの費用がかかるのか無料で分かります。しかも、清掃する部屋を直接確認してから見積もるため、見積もり段階でより正確な金額がわかるでしょう。

ぜひ、特殊清掃はプロアシストにお任せください。