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特殊清掃の年収や給料はどれくらい?向いてる人は?

特殊清掃の年収

「特殊清掃に興味があるけど、年収はどれくらいあるの?」「向いている人の特徴は?」などの疑問をお持ちの方もいますよね。

特殊清掃では、ゴミ屋敷や孤独死現場などの特殊な環境で働くため、給与水準の高いイメージがあります。

この記事では、特殊清掃員の年収と向いている人の特徴について解説します。

また、特殊清掃業の作業内容についてもまとめていますので、参考にしてみてください。

目次

特殊清掃員の年収はどれくらい?

特殊清掃の年収はどれくらい?

この章では、特殊清掃員の年収について紹介します。正社員とアルバイトでの収入の違いについて解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

正社員

正社員の給与について、下記の表に勤続年数別でまとめましたので確認してみましょう。

所属する会社によって給与が異なりますので、あくまで目安として捉えてください。

勤続年数月収年収
1年目20万〜25万円280万〜350万円
3年目23万〜27万円330万〜380万円
5年目25万〜30万円350万〜420万円

特殊清掃業はハードな職場環境であるため離職率が非常に高く、1年目ではほとんどの場合で比較的高い給与が設定されています。

また、早朝や深夜による時間外作業手当が追加されたり、福利厚生が充実している傾向です。

日本の平均年収443万円と比べると平均並か少し低い水準ですが、離職率が高いため特殊清掃員としての経験を積むことで待遇がよくなる可能性もあります。

さらに、遺品整理士や事件現場特殊清掃士、脱臭マイスターなどの資格取得も給料アップに繋がる要素です。

>>特殊清掃員に必須の資格はない|あると便利な資格を紹介

アルバイト

アルバイトとして特殊清掃に関わる場合の給料について、下記の表にまとめました。

給与形態相場
時給1,000円〜1,500円
日給10,000円〜20,000円

一般的なアルバイトと比較すると時給は良いと言えるでしょう。特殊清掃業務は作業時間が不明確であるため、日給での支払いが好まれます。そのため、作業時間によっては時給が悪くなる場合もあるようです。

また、アルバイトであっても遺品整理士や中型免許などの資格があると、給料アップが期待できるので挑戦してみても良いでしょう。

特殊清掃業に向いている人の特徴3選

この章では、特殊清掃業に向いている人の特徴について紹介します。下記の3点について解説していきますので、特殊清掃に興味がある方はぜひチェックしてみてください。

  1. 精神的にタフである
  2. 体力がある
  3. 社会貢献が好き

1つずつみていきましょう。

1. 精神的にタフである

特殊清掃業では仕事の性質上、精神的なタフさが求められます。ゴミ屋敷の清掃だけでなく、孤独死などの遺体があった部屋で作業を行うことが多いからです。

遺体の発見が遅れたり季節が夏である場合、何万匹ものウジ虫や害虫がひしめくうえ、想像を絶する悪臭が充満しているため、凄惨な現場に直面することになります。

悲惨な状況においても仕事だと割り切り、淡々と作業ができるようなメンタルの強さを持っている方であれば、特殊清掃に向いていると言えるでしょう。

2. 体力がある

体力に自信があるというのも、特殊清掃に必要な要素です。清掃作業以外にも遺品整理や不用品処分などで、大型家電や家具などを運ぶ力仕事もあります。

また、特殊清掃の現場では死臭や腐敗臭などの悪臭を外部に漏らさないよう、夏場でも換気をせずに作業しなければなりません。

暑い中体を動かし続けられる、重いものを難なく運べるなどの強靭な体力を持つ方であれば、業務をこなしていけるでしょう。

3. 社会貢献が好き

特殊清掃業に向いている人の特徴として、社会貢献が好きという点が挙げられます。特殊清掃という仕事は、深刻な高齢化や婚姻数の減少を背景として、社会の大きなニーズから生まれた専門の職業です。そのため、本当に困っている人を助けられるため、社会への貢献を強く実感できます。

業務内容から敬遠されてしまう傾向ですが、遺族などから感謝される機会も多いため、社会貢献が好きな方や誰かのためになりたいという人に向いている仕事と言えるでしょう。

特殊清掃業の作業内容

この章では、特殊清掃業者の業務内容について紹介します。具体的な作業内容は、以下の項目が挙げられます。

  • 死臭や悪臭の除去
  • 害虫駆除
  • 血液や体液の清掃
  • 壁紙などのリフォーム
  • 遺品整理とゴミの処分

1つずつ解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

死臭や悪臭の除去

死臭や悪臭の除去は、特殊清掃員の業務の中でもっとも大切な仕事の一つです。孤独死の現場では、カーペットやフローリングに腐臭が染み付いているため、オゾンを利用した専用の器具で臭いを除去します。次の入居者が入れるよう原状回復のためには必須作業ですので、徹底的な除去作業が求められます。

夏場に発見が遅れた遺体などは腐敗が急速に進み、耐え難い腐敗臭が充満した室内で作業を行いますので、相応の覚悟を持って臨みましょう。

害虫の駆除

遺体に発生したウジ虫やゴキブリなどの害虫を除去する、非常に重要な業務です。害虫駆除の目的は、下記の3点が挙げられます。

  1. 感染症の拡大防止

害虫の中には、細菌や感染症を媒介するものも多いため、健康被害を防ぐために重要です。

  1. 住宅被害の防止

シロアリやキクイムシなどの害虫は床や柱を食害し、家屋そのものに被害を与えるため強力な薬剤で除去します。

  1. 近隣トラブルの防止

作業現場に住宅が隣接している場合、近隣家屋に害虫が逃げ出しトラブルに発展する可能性がありますので、残らず駆除する必要があります。

表面の汚れだけを除去するなどの不適切な作業では害虫をすべて駆除できず、すぐに大量繁殖してしまいますので、適切な処置と徹底的な駆除作業が必要です。

特殊清掃の現場では害虫駆除が必須となりますので、虫が苦手な方には大きな苦痛を伴う仕事と言えるでしょう

関連記事:ウジ虫やハエはどこから湧いてるのか?特殊清掃現場での駆除方法

血液や体液の清掃

遺体のあった場所に溜まった血液や体液をきれいにする作業です。腐敗した体液は、通常の清掃方法では汚れが落ちないため、次亜塩素酸ナトリウムなどの薬品を特殊な機器を用いて汚れを落とします。表面上はきれいに見えても薬品を使用すると、除去されずに残っている場合が多いため丁寧な作業を心がけましょう。

汚れが酷い部分のリフォーム

壁などの汚れが酷い場合のリフォーム作業も、特殊清掃業者の業務のひとつです。

遺体の腐敗が酷いなどで清掃をしても匂いや汚れが落ちない場合は、壁紙や床を張り替えるなどの作業を行います。

特殊清掃員には、住宅のリフォーム技術も求められることを覚えておきましょう。

遺品整理

特殊清掃では、遺品整理の仕事を行うこともあります。主な業務は、相続に必要な書類や貴重品などを探し出して保管したり、不要な遺品を処分し、整理したりすることです。遺品が何もない現場はほとんどありませんので、一般的に特殊清掃と遺品整理はセットで行います。

遺品整理士という資格取得を通じて、遺品整理とは何かを学習できるため、特殊清掃に興味がある方は勉強してみても良いでしょう。

まとめ

今回の記事では、特殊清掃員の年収と向いている人について解説しました。

正社員の給与は平均程度ですが、アルバイトの給与は他の業種と比較すると高い傾向にあります。いずれの場合も、関連する資格を取得することで給与アップが狙えるので、挑戦してみると良いでしょう。

特殊清掃員は業務内容から、精神力や体力、社会貢献意欲がある人に向いている職業と言えます。誰もやりたがらない仕事だからこそ、社会貢献への意欲が重要です。

特殊清掃員の業務についても、紹介しましたので興味がある方は参考にしてみてください。