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遺品整理をつらいと感じてしまう理由とは?4つの対策も紹介

遺品整理が辛い

故人の遺品を整理する遺品整理は、故人を思い出したり肉体的に拘束されたりすることで「つらい」と感じてしまい、なかなか進められない人もいるでしょう。

しかし、遺品整理をして相続や税金の申告に関係する書類を整理しないと、「税金の申告が間に合わずペナルティが課せられた」などのケースが発生しかねません。

リスクを回避するためにも、遺品整理は進めるしかないでしょう。

そこで本記事では遺品整理をつらいと思う理由や、つらいときの対処法などを紹介します。遺品整理がつらくて進められない人や、遺品整理でご家族に負担をかけたくない人は、ぜひ参考にしてください。

記事監修者プロフィール

遺品整理士歴10年、これまでに5,000件以上の遺品整理や特殊清掃に携わる。手がけた遺品整理で発見された貴重品のうち、お返ししたタンス預金の合計だけでも3億3千万円にも上り、貴金属などの有価物を含むと5億円近くの金品を依頼者の手元に返して来た。

遺品を無駄にしないリユースにも特化。東南アジアへの貿易を自社にて行なっており、それに共感を覚える遺族も非常に多い。また不動産の処分も一括で請け負い、いわるゆ「負動産」を甦らせる取り組みにも尽力して来た。
一般社団法人ALL JAPANTRADING 理事
一般社団法人家財整理相談窓口会員
一般社団法人除染作業管理協会理事
宅地建物取引士(日本都市住宅販売株式会社代表取締役)


株式会社RISE プロアシスト東日本
代表 仲井

目次

遺品整理がつらい4つの理由

遺品整理をつらいと感じてしまう理由は、精神的な理由や肉体的な理由など人によって異なります。代表的な理由は下記の4つが挙げられるでしょう。

  1. 精神的なショックが大きくて手がつけられない
  2. 遺品整理の方法がわからない
  3. 人手や時間が足りない
  4. 遺品が多すぎて片付かない

なぜ、これらの理由から遺品整理をつらいと感じてしまうのか、詳しい理由を見ていきます。

精神的なショックが大きくて手がつけられない

精神的なショックが大きいと、遺品整理だけでなく何も手がつかないでしょう。

大切な人の死は残された人の心へ大きな傷を残し、ときには長い時間をかけなければ立ち直れないこともあります。

そのような状況下では、大切な人の死の直後に遺品整理はもちろんのこと、身の回りのこともままならないでしょう。

なかには、遺品整理を通して、故人との思い出を振り返り偲んで気持ちに区切りがつく人がいます。しかし一方で、故人との思い出が頭をよぎり、傷ついてしまう人もいるのも事実です。

精神的に負担がかかっている状態で遺品整理を行うと、うつ病などの精神的疾患を招く恐れがあります。

非常に危険なので、精神的なショックで手がつけられないときは、まず心の傷を癒やすようにしましょう。

遺品整理の方法がわからない

遺品整理は行う機会が少ないため、人によっては遺品整理の方法がわからず困っている人もいるのではないでしょうか。

遺品整理は家族や親族が亡くなったときにしか行わず、人によっては初めて行うことになるでしょう。

誰しも初めてのことは方法がわからず、どこから手をつけたらいいのか悩んでしまいます。

また、特に悩ませるのが、残しておくものと処分するものの分別です。

誤って相続に関係があるものや思い出の品を処分してしまうと、後から家族や親族とトラブルに発展する可能性があります。

そのような危険性からより遺品整理に手がつけられず、途方に暮れてしまう人も多いのです。

人手や時間が足りない

遺品整理は状況によって人手や時間などを要しますが、働いていたり遠方に暮らしていたりすると、なかなか人手や時間を確保できないでしょう。

遺品整理は遺品の量や、故人の家の大きさ、家の場所など、さまざまな状況によって必要な時間や人手が異なります。

時間や人手を確保できれば問題はありませんが、人によっては忙しかったり親族と疎遠になっていたりして、時間や人手を捻出できないでしょう。

時間や人手が足りないと忙しいなかひとりで遺品整理に追われ、肉体的にも精神的にも追い込まれてしまうことがあります。

特に、相続税の申告や準確定申告など期限が迫っているときは、時間に追われてつらい思いをしてしまうでしょう。

遺品が多すぎて片付かない

遺品の量が多すぎるとどこから遺品整理を始めたらいいのかわからず、途方に暮れてしまうことがあります。

故人が生前整理をしていなかったり急に亡くなってしまったりすると、家の中が整理できておらず遺品であふれかえっていることがあるでしょう。

遺品の量が多すぎると、どこに何があるのかわからず貴重品の捜索さえままなりません。

また、故人が認知症を患っていると物が捨てられなくなり、家がゴミ屋敷になっていることもあります。

このような状態だとますます手がつけられず、遺品整理が進まなくなってしまうでしょう。

遺品整理がつらいときの4つの対策方法

「つらい」と感じてしまう遺品整理ですが、始めないわけにもいきません。もし、つらくて遺品整理が進まないときは、次の4つの対策方法を試してみてください。

  1. 手がつけられるところから始める
  2. 遺品に対する気持ちを切り替える
  3. グリーフケアをうける
  4. 遺品整理業者へ依頼する

どのようなことを行えばいいのか、それぞれの詳しい内容を見ていきましょう。

手がつけられるところから始める

遺品を処分しづらいときは、手をつけられるところから始めると、勢いがついて遺品整理が進むことがあります。

遺品の処分は故人との思い出を捨ててしまうようで、人によっては処分しづらいと感じてしまうでしょう。

そのようなときは、ひとまず手がつけられるところから始めると、気分が前向きになり遺品整理が進んでいくことがあります。

最初に手をつけるのは、家に残っていたゴミの処分でもボロボロになった衣服でも、ささいなもので構いません。

まずは何かひとつでも手をつけることが大切です。

遺品に対する気持ちを切り替える

遺品は「思い出の品」と捉えると処分しづらくなるため、遺品整理をすることで供養になると気持ちを切り替えると、作業がしやすくなります。

遺品を「故人が残した思い出の品」と捉えていると処分するのが忍びなく、遺品整理が進まなくなってしまうでしょう。そのようなときは、遺品整理をすることで遺品や故人の供養につながると気持ちを切り替えるのがおすすめです。

具体的には、遺品供養へ出したり、遺品を売却した費用で故人のお墓やお供物を買ったりすると、遺品や故人の供養につながったと考えやすいでしょう。

なかなか気持ちは切り替えづらいかもしれませんが、何かひとつでも供養につながることをすれば、遺品整理に対する気持ちも切り替えしやすくなるはずです。

グリーフケアをうける

大切な人の死から立ち直れない人は、無理をせずにグリーフケアを受けて心の傷を癒やしてください。

グリーフケアとは、死別をはじめとした「喪失」の悲しみに苦しむ人をサポートすることです。

グリーフケアは病院のグリーフケア外来や、喪失の苦しみで悩む人が集まった自助会に参加することで受けられます。

また、「そのような場所にいくのは気が引ける」という人は、身近な人に話を聞いてもらうことで、少しずつ悲しみが癒えてくるでしょう。

ひとりで気持ちを抱え込まないで話を聞いてもらったり相談をしたりして、気持ちを打ち明けることが大切です。

精神的なショックが大きい人は、まず心の傷を癒やすことを優先して、気持ちが前向きになったら遺品整理へ手をつけましょう。

遺品整理業者へ依頼する

精神的なショックが大きいときや時間がなくて自身で遺品整理を行えないときは、遺品整理業者へ依頼するのをおすすめします。

遺品整理業者は家族や親族に代わって遺品整理を行ってくれる業者です。

依頼者は作業後に立ち会って家の中を確認する必要がありますが、作業は業者が行うので作業を行う肉体的負担や精神的負担から解放されるでしょう。

また、他にも、プロに任せることで相続に関する品を見逃さない、短い時間で終わるなどメリットもあります。

ほかにもさまざまなメリットがあるため、遺品整理に悩んでいる人は思い切って遺品整理業者へ依頼するといいでしょう。

遺品整理は業者へ依頼するのがおすすめ

遺品整理がつらいときの対処法でも挙げましたが、遺品整理がつらいと悩んでいるなら遺品整理業者へ依頼するのがおすすめです。

遺品整理業者はご家族や親族に代わり、下記の作業を行ってくれます。

  • 残しておくものと処分するものの分別
  • 貴重品の捜索
  • 不用品の買取・処分
  • 遺品供養
  • 室内の簡易清掃

業者によっては上記の作業に加え、ハウスクリーニングやリフォームなど、多岐にわたるサービスを行っています。

業者がどんなサービスを実施しているのかよく調べ、自身にあった業者を選びましょう。

遺品整理業者へ依頼するメリット・デメリット

つらい遺品整理は遺品整理業者へ任せるのがおすすめですが、具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

遺品整理業者へ依頼するメリットやデメリットは、下記の表の通りです。

メリット デメリット
・遺品整理が数日で終わる・遺品の分別から買取まで一連の作業を行ってもらえる
・遺品供養やハウスクリーニングなどサービスが充実している・貴重品や思い出の品などを探してくれる
・費用がそれなりに発生する・悪徳業者に引っかかる可能性がある

多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットがあるのも事実です。

しかし、自分のできる範囲で遺品整理を進めることで遺品の量を減らし、遺品整理にかかる費用をおさえられます。また、いくつかのチェックポイントを抑えれば悪徳業者への依頼も避けられるでしょう。

デメリットは事前準備と知識で回避できるので、遺品整理業者へ依頼するときにはしっかり調べることが大切です。

遺品整理業者へ依頼するタイミングは?

遺品整理を始めるタイミングは特に決まっていませんが、下記のタイミングで始める人が多いです。

  • 葬儀後
  • 役所関連の手続きが完了した後
  • 四十九日法要
  • 相続放棄の期限前
  • 税金関連の期限前
  • 一周忌や三回忌などの法要

さまざまなタイミングがありますが、大切なのは自身の状況に合わせて遺品整理を開始することです。

例えば、故人が賃貸にお住まいだった場合、早めに退去しないとどんどん賃料がかかってしまうでしょう。自身の状況や気持ちに合わせて遺品整理を始めるようにしてください。

遺族につらい思いをさせないためには生前整理がおすすめ

もし、自身が亡くなることを想定している場合は、生前整理をしておくと遺品整理でご家族にかける負担が減ります。

生前整理とは元気なうちに身の回りの品や財産を整理することです。

生前に整理をしておくことで、遺品を少なくしたり財産の場所を明確にしたりして、遺品整理にかかる負担を減らします。

具体的には、下記のことを行うといいでしょう。

  • 身の回りのものを整理・処分する
  • 財産目録を作る
  • エンディングノートをつける
  • 遺言書を作成する

遺品整理でご家族への負担を心配されている人は、ぜひ実施してみてください。

まとめ

遺品整理は精神的負担や肉体的負担が大きいと、「つらい」「苦しい」と感じてしまい、思うように進まなくなることがあります。そのようなときは、心の傷の治療に専念したり、手が付けられるところから始めたりして、対策を講じるようにしましょう。

なかでも、一番おすすめの対策が遺品整理業者へ依頼することです。遺品整理業者へ依頼すると速やかに遺品整理を終えられるほか、業者によってはアフターフォローまでしっかりしてくれます。

遺品整理がつらくて進まないと悩んでいる人は、ぜひ遺品整理業者への依頼を検討してください。